タイルシンクのSトラップと蛇腹ホースと目皿と色々のお話

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みなさんこんにちは。

今回はタイルシンク設置の際の部材などについてのお話をしていこうと思います。

と言うのも、お問い合わせで頂いた内容を作善堂の水道工事担当のスタッフに尋ねたところ、

「へーそうなんだ。」「初めて知りました!」なんてこともあったので、色々まとめてここで覚え書きしておこうと思います。笑

まずはSトラップについて。

Sトラップというのは臭いが上がってこないよう水が張った状態を作り出すS字の金属部品になります。

基本的に室内で使う際に接続する部材となり、屋外での設置では基本つけません。

もし屋外でSトラップをつけてしまうと、冬場に中にある水が膨張し、最悪の場合は破裂の恐れがありますので、くれぐれもご注意をとの事です。

ちなみにSトラップはライトシンク(付属接続部品:32mm丸鉢金物)の場合は一般的な家庭の規格に沿っておりますので、接続が簡単にできます。逆にモルタルシンク(付属接続部品:VS25)は屋外専用ですので、Sトラップはそのままではつけられません。

室内でシンクを設置・Sトラップを接続する場合は、必ずライトシンクをお選びくださいね。

次に蛇腹ホースについて。

ご自身で簡単に取り付けしたいという場合は、蛇腹ホースでの接続が一番難易度が低いと思います。

ただし、蛇腹ホースでも接続部分がねじ式のものは規格が合わなかったり、水漏れの可能性があるので、ライトシンク・モルタルシンクともにホースバンドで締めるラッパ型の物をご準備ください。ラッパ型ですと下から覆う形になるので水漏れの心配がぐっと少なくなります。

まっすぐ降りるパイプなどは排水穴への位置関係がきっちり合わないと接続が上手くいきませんが、蛇腹のホースなら位置に融通がきくので、設置はしやすいかと思います。


弊社のタイルシンク付属品は“ライトシンク:32mm丸鉢金物(目皿付き)” “モルタルシンク:VS25と目皿”となり、それ以降に接続のSトラップやパイプ、蛇腹ホースなどは付属しておりません。付属品以外の部材はお客様ご自身でのご準備となりますので、必要部品をホームセンターなどでお買い求めいただくか、業者様に付属品が32mm丸鉢金物(ライトシンク) or VS25(モルタルシンク)までであることをお伝えください。

目皿に関しては、ライトシンク・モルタルシンクどちらのタイプも蓋が外せます。ただし、ゴミ取りや網などは付いていない洗面所などと同じ仕様となりますので、普段頻繁に使用するようなキッチンなどには向いておりません。洗面所やトイレの手洗い、玄関横の手洗いとして設置いただく事が多いシンクとなります。


色々と覚書をしてみましたが、設置に関しましては、お住まいの地域の指定給水装置工事事業者様へご相談いただくのが間違いないかと思います。

地域によっては排水の規定が決まっていたり、職人さんごとにやり方が違う場合もございますので、地域の水道屋さんにご相談いただくか、リフォームや新築の際は施工業者様へお声がけをしていただくとスムーズです。

今回は設置に関してのお話でしたので、説明くさい内容になっていますが、設置について疑問に思っている方の役に1ミリくらい立てたら本望でございます。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

それでは、また。

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