みなさんこんにちは!
今日は、いつもタイルシンクを作ってくださっている職人さんの別件で作業する事になった椅子と棚にタイルを張るところを見せていただきました!
(木の部分もタイルも作業していただいているのはプロの職人さんなので、参考にするには難易度が高いですが、手順は一緒ですよ!)
1. まずはタイルを張り、目地を入れる場所の周りをマスキングテープや養生テープで保護します。
(これをきちんとしないとフチ周りが綺麗に仕上がらない上、余分なところに目地材が残ってしまいます。木材には目地が入り込んで取れなくなります!)
2. 使うタイルを合わせて確認する。
まだ、接着剤など何もつけていない状態でタイルを合わせます。
きちんと張る場所にタイルが収まるのか確かめてから接着作業に入りますよ!
3. 接着剤を塗る。
タイルをのせた後、接着剤がはみ出ないよう、なるべく薄く均等に接着剤を塗ります。今回はタイルが小さく薄いので、1mm程度がベストだそうです!
素人さんの場合はクシ目ゴテでやると良いでしょう。使う接着剤は弾力性接着剤で。
弾力性接着剤だと乾くのがゆっくりなので、ずれても修正がききます。
4. 目地をいれる。
均一になるように目地材をいれていきます。ですが、あとで拭き取るので、完璧に仕上げなくて大丈夫です。
コテは接着剤のクシ目ゴテではなく左官用のゴムコテで。平らなコテです。
(ちょっとの作業ならクシ目と左官用が一緒になったクシゴテ&ヘラもあります。→こちらから)
5. 少し乾かす。
乾きすぎても目地材が綺麗に取れないので、全体に固まってきたかなというくらいで。
余りの目地材を同じ厚さでいらない端切れなどに塗り、その固まり具合をみるとわかりやすいかと思います。
6. スポンジで拭き取る。
水でしめらせたスポンジで余分な目地材を拭き取ります。
ごしごしすると目地がえぐれてしまうので、優しくなでるように拭き取ります。
すーっと滑らせる感じです。
7. 少し乾かす。
スポンジで拭き取り、水分がのってしまっているため、乾かします。
8. 周りの部分の余分な目地材を取り除きます。
程よい固さに乾いたらフチ際を綺麗にしていきます。
木とセメントはくっつかないとのことで、周り部分に最後コーキングをする為、綺麗にしておきます。
(コーキング : フチの溝部分にシリコンを入れます。)
9. もう一度スポンジで拭き取る & 乾かす
6,7の2回目の作業です。余分な目地材も無く、均一にきれいに仕上がります。
10. 乾いた布で表面に残った目地材を拭き取る。
施釉されているタイルは表面がガラス質なので、拭くだけで目地材がきれいにとれます。
(無釉やマットのものはタイルに目地材が入り込んでしまうので、白っぽく残ってしまいます。ご注意を!)
以上の作業で終了です!
このあと、木の職人さんの手に戻り、椅子と棚の仕上げ作業を経て…
こんなに素敵な椅子と棚に仕上がりました!
プロの職人さんの作業な上に、椅子と棚の狭い部分にタイルを張る難しい作業だったので、
DIYにどうぞ!!と気軽に言える内容ではなかったですが(笑)
手順やコツは同じですので、こんな手順で作業するんだ!と読んでいただけたらなと思います。
私も職人さんの作業を横でじーっと見ているのは楽しかったです♪
最後にDIYに必要なものをお伝えしておきますね!
〈 作業に必要な道具と材料 〉
□ マスキングテープ/養生テープ
□ 弾力性接着剤
□ 目地材
□ 接着剤用のコテ(クシ目ゴテ)
□ 左官用のコテ(ゴムコテ)
□ スポンジ
□ バケツ
□ 乾いた布
□ タイル
これを準備すればDIYができますよ♪
他にも汚さない為にシートや新聞紙など必要だと思うものを足していただければ完璧です!
あと、目地材を使った後の水は排水口に直接捨てないようにしてください!
目地材が排水口内で固まってしまいます!!
沈殿させて上澄みの水だけを捨て、残りは新聞紙などに出し、乾かして水分を切ってから捨ててくださいね。
ではでは、今回はこの辺で!
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